進化する飲食業-チャンスを創出(2)

(2020年02月27日)

食+日用品+“心”のデリバリー


創作茶屋 茶蔵坊(株式会社みのたけ)

代表 住谷 紀幸さん

外食を足がかりに、中食(テイクアウト)の強化、個人宅への日用品のデリバリーへと事業を発展させ、フランチャイズ展開を視野に入れている会社がある。家族のだんらんや、地域で育むきずなを大切に子どもたちが安心して暮らせる環境の創造を、ビジネスとコミットさせることで実現したいとする「株式会社みのたけ」である。

 

代表の住谷さんは、大手チェーンから個人店の居酒屋、フレンチなど様々なジャンルの店舗で、接客や調理、経営など多様な立場で飲食業に携わってきた経験から、ジャンルにとらわれず“お客様が笑顔になる飲食店”をめざして2011年11月に「創作茶屋 茶蔵坊」1号店をオープンした。良質な食材にこだわり、体にも心にもやさしいメニューを提供しており、サンドイッチやその他のフードに、プラス100円で新鮮で安全な野菜たっぷりのサラダが付くなど、お得感のある価格も実現しながらテイクアウトメニューを充実させる。

 

また、営業時間は午前8時(店によっては9時)〜午後5時。店舗面積は30坪以下にこだわる。「一日の元気なスタートを応援したいという気持ちと、従業員たちには、夜は早く家に帰って家族のだんらんや休息を大切にしてほしい」と話す。自身も妻や子と触れ合う時間を大切にしている。そして、店舗面積へのこだわりは、何かあったら声をかけ助け合える〝お客様とのほど良い距離感〟を保つためという。

 

現在4店舗出店しており、日高店・西口店では外食+テイクアウト、下之城店・東貝沢店ではテイクアウトのみの提供となっているが、この11月下旬には、個人宅などへのデリバリーを東貝沢店からスタートさせる予定だ。

 

住谷さんにとって、祖父母や近所の人たちに見守ってもらった幼少時代が原風景となっている。そのせいか、買い物等が困難な独居の高齢者などに目を向け、食事とともに日用品を届けることはもちろん、店舗で培ったおもてなしや思いやりの心もしっかり届けていきたいという。「飲食業はサービス業の一環。1日3回チャンスがあります。店舗でのサービスに限らず、中食(テイクアウト)の強化、デリバリー機能を装備する店舗を確立し、実績を積んでフランチャイズ化にこぎつけたい」。そして、エリアオーナーを募ったり、関連する事業を立ち上げ分社化したりすることで、より多くの人に独立のチャンスを提供したいと考えている。

 

「20代を中心とした若者世代は、努力家で謙虚な人が多いというのが印象で、彼らが求めるライフスタイルを実現できるビジネスモデルを構築したい」。それこそが最終目標で、40代の自分が成すべき社会貢献と考える。住谷さんの描く未来図が、一歩一歩実現している。

高崎商工会議所『商工たかさき』2019年11月号

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