「幸せを運ぶ」をモットーに運送とライフサポート事業を展開

(2015年12月1日)

日高運輸株式会社

黒澤さん
家事代行サービス・ガラスふきの様子

主力の運送業は貨物38台を有する

●お客様に信頼される企業へ
 昭和55年に創業し、運送業を営む同社は、2代目の黒澤美恵子社長が就任して14年目を迎える。35年にわたりお客様の信頼を第一に誠実に業務に励み、その丁寧な仕事ぶりには定評がある。
 同社では「安全・迅速・確実」な貨物輸送を図るひとつとして、全車輌に「デジタルタコグラフ」「ドライブレコーダー」を搭載。社長自らデータ内容を確認し、詳細な業務報告を受けることを日課にしている。これにより、運行中の走行速度や時間が分析でき、無理な長時間運転などの防止につなげる一方、ドライバーには自分の運転を客観的にとらえ改善する機会となっている。
 また、ドライバーの個性を見極め、お客様との相性などを考慮した適材適所を徹底することで、ドライバーが気持ちよく仕事ができる環境づくりにも努める。その成果が、人材の定着率の高さに表れている。
 そのほか、手書きの「サンキューカード」をお客様に手渡しするなど、感謝の心を届けることも忘れない。こうした黒澤社長の配慮が行き届いた事業運営は、県トラック協会などから数々の賞を受賞するなど高評価につながっている。
 
●県内2人目の物流経営士
 黒澤社長は今年9月、県内2人目となる全日本トラック協会「物流経営士」の資格を取得した。トラック運送事業経営者の資質向上を目的とした資格で、10カ月間で170時間の講義を受け全課程修了後、プレゼンテーションと筆記試験を受けて獲得したもの。物流のスペシャリストとして、サービスの質の向上に一層の意欲をもって取り組んでいく。
 
●シニア世代へのライフサポート事業
 同社は今年4月より「引っ越し&家事代行サービス事業」を立ち上げた。仕事と家事の両立に苦労した黒澤社長自らの体験をもとに“あったらいいな”のサービスを、60歳以上のシニア世代を対象に提供する。
 キッチンやお風呂の掃除、手の届かない高所や重い物の移動、草むしりなどのお手伝いサービス。利用しやすさを第一に、料金はスタッフ1名2時間5,000円(税別)が目安。臨機応変思いやり精神にあふれるサービスは、利用者のリピート率も上々だ。
 同社では“幸せを運ぶ運送会社”として、地域貢献への気運が高まっている。

 

■日高運輸株式会社
代表取締役 黒澤 美恵子
高崎市日高町1049
TEL:027-362-1887

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