隠れた逸品を届ける小さなワイナリー

(2021年02月28日)

株式会社ティーベルワイン

 

イタリア・ローマ出身のマッテオ・ガッリさんは、イタリアワインのインポーターだ。高崎市内に新築したマイホームに事務所を置き、都内に倉庫を保有して、小規模飲食店等をメインに商品を販売している。

 

南北に伸びるブーツのような地形のイタリアでは、全土がワインづくりに適した土地柄で、各地の土壌や料理に合わせて独自にワインづくりが発展してきた。「多様性」がイタリアワインの特徴といえる。

 

マッテオさんが扱うのは、自家栽培のブドウのみを使用した少量生産のワインで、EU圏外への輸出経験のない小さなワイナリーのものが主流。インターネットやデパートなどでは手に入らないコストパフォーマンスの高い商品にこだわる。

 

「毎年4月にイタリア中部の都市ヴェローナで『VINITALY』という世界最大規模のワインの見本市が開催され、3000社以上のワイナリーが出展します」とインポーターにとっては見逃せない機会と話す。昨年秋からは、熟成生ハムやからすみ、オリーブオイルなど、イタリアの地方で手作りされた少量生産の食料品の販売も始めた。3カ月に1度商品を輸入し、その都度カタログを制作して営業活動を展開してきた。

 

事業立ち上げ当初、まだ日本語を上手に話せなかったマッテオさんを支えたのが妻の未耶さんで、営業に同行し通訳を買って出た。10年経った今ではその必要もなくなり、未耶さんは商品カタログの制作を主に担っている。2018年から営業職1名が加わり、勤務時間など縛りの少ない環境で営業活動を任せているという。

 

東京音大卒業後にイタリアの大学院でピアノを学びピアニストとして活躍していた未耶さんとの出会いをきっかけに、日本での起業を果たしたマッテオさん。コロナ禍では、マッテオさんの仕事も携帯電話やPCを使ったリモートワークが中心となった。顧客先の飲食店の打撃は大きく、「良質な食材を吟味し、研鑽を重ねた調理技術でお客様を笑顔にする飲食店の人たちにとって、今の状況はとても耐え難いものになっています」と心を痛める。

 

一方、自身のことは割り切って、散歩や読書、6歳と4歳の子供たちと一緒に過ごせる時間が増えたと前向きにとらえ、自宅の壁塗りや屋根付きの立派な駐輪場の製作に挑戦するなど、おうち時間の充実を図っている。

 

 

 

株式会社ティーベルワイン

ワインインポーター

マッテオ・ガッリさん

住所:高崎市下豊岡町372-1

TEL:080-5461-3784

 

高崎商工会議所『商工たかさき』2021年2月号

 

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