カメラ女子になって日常が輝き出す

(2015年07月31日)

サウンドエコー・須藤奈穂子さん

取締役 須藤菜穂子さん

●カメラ女子になって日常が輝き出す
 「休日は、コンパクトな一眼レフのデジカメをバックに入れて撮影に出かけます。晴天に限らず、被写体によっては雨や曇りのほうが撮影に好ましいこともあり、カメラは全天候で楽しめます」。
 奈穂子さんは、祖父が創業し亡き父が経営を引き継いだ高崎で唯一のソニーショップ、㈱サウンドエコーに勤務する。以前は裏方の事務仕事をやっていたが、代理店を務める㈱ソニーが展開するデジタルカメラ事業を同店でスタートさせるにあたり、担当者に抜擢された。
 カメラに関しては全くの素人で、当初はためらう気持ちもあった。しかし、2年半前からメーカー主催の「女子カメラセミナー」に通い始めると、簡単な操作でカメラが切り取る不思議な世界にすっかり魅了された。
 そして、1年半ほど前からは、カメラを購入した人のアフターフォローや興味のある人を対象に、月一回のカメラセミナーを開催し、講師を務めている。告知は連雀町大手前通りに面した店舗の軒先に置く看板とホームページ。「参加したいと声をかけてくる人、特に若い女性が増えました」と、好感触にやりがいも十分。撮影会や撮影旅行なども開催し、カメラのない人には貸出もして、様々な機能を試してもらう。また、老若男女を問わず世代を越えて、わいわいと交流しながらのひとときはそれだけでも楽しいうえ、それぞれの写真を鑑賞し合うことで、着眼点や工夫点に刺激を受ける。
 「年齢により重い一眼レフを持つのは苦労とあきらめていた人が、軽量化の進んだカメラでまた撮影を楽しめると喜んでいる顔を見ると本当にうれしいです。ダイヤルを回すだけで被写体を際立たせる“ボケ”効果なども簡単にできます。レンズを交換するだけで、今まで気にも留めなかった植物や虫の世界にズームインすると、詩情豊かな言葉を添えたくなります」と目を輝かせる。
 奈穂子さんの二人の子どもたちも中学と高校の写真部に所属。コンテストでも評価されるほどの腕前となり、共通の趣味が親子の絆をより深めている。
「今は、露のしずくの中に花や虫を写し出す“しずくフォト”に夢中」と華やいだ表情を浮かべる。撮影経験を積むことで、それが仕事に反映される。奈穂子さんは、カメラとの出会いによってオンもオフも明確な目標に向かう充実感を手に入れた。撮りためた作品は暮らしに彩りを添えている。

会社概要
株式会社 サウンドエコー
高崎市連雀町107
電話:027-322-6500
URL:http://www.secho.co.jp
E:mail:echo@secho.co.jp

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