ITを活用した経営戦略で業績を回復

(2016年08月22日)

HAPPY ISLAND

 ステーキ・ハンバーグ専門店のG.G.CやHappyBurg を高崎市内で3店舗、前橋市で1店舗を営む有限会社HAPPY ISLANDは、6月に『攻めのIT経営中小企業百選』に選定された。経済産業省が実施しているこの制度は、ITの活用により新たな価値の創出や競争力の強化に取り組み、成果を上げている中小企業を選定するもの。同社で陣頭指揮を執るのが福島展子さんだ。
 「東日本大震災や牛肉ユッケの問題を原因とする牛肉イメージの低下などが重なり、業績が悪化した時期がありました。そこで、何かを変えようと始めたのが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)による広告宣伝や、顧客情報などのデータ管理・活用の徹底でした」と福島さんは振り返る。
 5年ほど前から、Facebook、Twitter、LINE、Google+などのSNSやホームページから毎日欠かさず情報発信をするようにした。内容も期間限定メニューやイベント情報だけではなく、お店のこだわりや歴史の紹介など多様にし、見る人の興味を引き立てるように工夫を凝らした。加えて、来店時にお客様がSNSで店舗アカウントにチェックインや友達登録を行うと、ソフトドリンク1杯を無料サービスして、情報の拡散につながるような仕組み作りにも努めている。
 SNSの活用に併せて、顧客情報や売り上げのデータ管理を徹底し、スタッフで会議や勉強会を開き、データ分析にも取り組んだ。来店頻度の高いお客様に向けてダイレクトメールを送るように方針転換したり、売れ筋を把握することで、データから現れるお客様の声をメニューのリニューアルに反映したりと、ため込むだけになっていたデータを有効活用できるようになった。
 この取り組みは全て、福島さんが参加したセミナーで勉強したことを一つひとつ生かした結果だ。「セミナーで学んだことを、1つでも必ず会社に生かすと決めて受講していました。生かせなければせっかく自分の時間を使ってセミナーに行ったのにもったいない」と力を込めて語る。私生活では3人の子どもの母。仕事、子育て、家事をこなす過程で、時間の大切さは身に染みてきたからこその教訓だ。
 こうした積み重ねにより、売上は1・3倍になり、なおかつ広告宣伝費を半分に抑えることに成功。「人材育成にも力を入れられるようになったので、しっかり人材を育て、新しい店舗を出したい」と次なる目標を見据えている。

福島さん
GGC高崎本店の店内

有限会社HAPPY ISLAND
取締役 福島展子
高崎市緑町1-28-2
電話:027-362-8887
HP:http://happyisland.jp/

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