風人雷人
(2010年10月29日)
24日に高崎マーチングフェスティバルが行われた。練習を重ねてきた子ども達が、精一杯の演技を見せる姿は毎年感動的だ。何回見ても飽きることがない魅力があり、あら町交差点あたりで見ていると、市役所横のカーブから次々にシンフォニーロードに現れてくるマーチング隊は圧巻だ。
昨年欠場した千葉県の野田南部中学校が出場していた。昨年は新型インフルエンザに部員が直撃され、高崎での演奏を断念せざるをえなかった。残った部員でいいから高崎に行って演奏したいと、生徒たちは涙ながらに訴えたそうだ。その無念さをはらすような、すばらしいパレードだった。バナーを先頭に、総勢百人による同中学校のマーチングバンドは、「かっこいいなぁ」と沿道からも注目を集めた。バンドの衣装も高崎で言えば高校クラスで、市立中学校でも、これだけの取り組みができるのかと驚いた。
今年は高崎市制110周年で、実行委員会は、以前から市内の全小学校に出場してほしいと願っていたようだが、かなわなかった。マーチングに新たに取り組むのは、経験の無い学校にとっては大変だろうし、児童数などの事情もあるそうだ。今年は合唱の京ケ島小が単独でマーチングに参加した。車郷小も初出場の年から立派な態度だったし、めきめき上手くなっている。
浅間山に雪が積もり、冬化粧した。高崎に吹く風も急に冷たくなって、冬じたくがせかされているようだ