風しん抗体検査費用を助成/高崎市

(2014年4月9日)

検査費用は無料。風しんの感染予防やまん延防止に

 高崎市は、初めての妊娠を希望する人やその家族などを対象に、風しんの抗体検査費用の公費助成を行っている。
高崎市では、平成25年度に20代から40代の成人を中心に風しん感染症が流行し、この世代の約8割から9割は、既に抗体を保有していると考えられることから、真に予防接種が必要である者を抽出するために抗体検査を行いたいとしている。検査により、効果的な予防接種につなげ、風しんの感染予防やまん延防止を図ることを目的としている。
 高崎市の公費助成対象者は、検査当日に高崎市に住民登録があり、風しんの抗体検査や予防接種(混合ワクチン含む)を受けたことがない人・風しんにかかったことがない人で、初めての妊娠を希望する人やその配偶者や同居の家族、妊婦健診で風しんの抗体価が低いと診断された妊婦の配偶者や同居の家族。
 高崎市に申請し、受診券の交付を受ける(受診券がないと助成対象とならない)。
 期間は平成26年4月1日から平成27年3月31日。検査費用は無料。回数は1人1回限り。申請書は、高崎市ホームページからダウンロードできる。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014011801233/
 必要書類を用意し、高崎市保健所4階・保健予防課1番窓口または各地域の保健センターに持参または郵送。
 風しん抗体検査の結果、抗体価が低いと診断された人は予防接種を受けることが望ましいが、予防接種は任意接種で、接種を強制するものではなく全額自己負担となる。妊娠している女性への予防接種はできないことなど注意事項も確認が必要。
 この助成制度や抗体検査後の予防接種などについての問い合わせは、高崎市保健所保健予防課・予防接種担当、電話:027-381-6112まで。