ハルヒルが教えてくれること

(2019年04月30日)

野池伸一さん

最後の一滴まで力を振り絞れ!

群馬をはじめ埼玉や東京などの関東エリアを中心に、学校施設向けのオーダー家具のデザイン・製作、電子教育機材の販売などを展開するNOIKEデザイン。代表の野池伸一さんには、その穏やかな語り口調がもたらす印象からは想像もつかないようなハードな趣味がある。

 

2年前、榛名に住む友人の誘いで、初めての自転車競技『榛名山ヒルクライム』に参加した。通称「ハルヒル」と呼ばれるこのレースは、5月の爽やかな風の中、高崎市榛名支所から山頂の榛名湖までの全長16・1㎞のコースを自転車で一気に駆け上がる。途中に最大勾配14%というハルヒル最大の山場である榛名神社付近の坂道を乗り越えゴールを目指すという過酷な戦いだ。

 

野池さんは中高時代に陸上部の長距離選手として活躍し、今でも時々ランニングで身体を鍛えていることから、体力と持久力にはある程度の自信があったという。そこで、出場にあたっては本番と同じコースを2度ほど試走しただけ。「初年度の成績は最悪。坂がきつくなるにつれてスピードは落ち、足はガクガクして、ついには自転車から降りてしまった」と屈辱的な思い出を振り返る。

 

その悔しさがバネとなった昨年は、「どんなに辛くても遅くても、絶対に足を着かない」と決めて再チャレンジ。見事達成したゴールでは感極まって涙があふれた。

 

平坦な道が多いマラソンと違い、上り坂が多いヒルクライムは、走りきった時の達成感が大きい。「この歳になっても限界に挑戦できるのが楽しい。持っている力を最後の一滴まで出し切るから、ゴールした時の快感が忘れられない」と熱く魅力を語る。自転車を通じて「一度始めたことは中途半端で辞めずに、限界までやり抜く。その大切さを改めて感じた。自転車はそういう気持ちを鍛えてくれます」。

 

今年もハルヒルの季節が近づき、新たな目標に挑む。「去年は感動のあまり泣いてしまったので、今年は少し余裕をもって笑顔でゴールしたい」と意気込んだ。

 

昨年の6月、日高病院の近くに新しく開設した事務所は、電子黒板をはじめとしたICT教育機材のショールームとしての機能も持つ。実際に見て触って体験してもらうことで、県内にもICT教育の発信と普及を図っていくのが今後の目標だ。

 

株式会社NOIKEデザイン

住所:高崎市日高町424

TEL:027-329-6822

 

 

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