井野川・鏑川・烏川で危険水位

(2019年10月13日)

濁流となった鏑川(鏑川橋上流付近13日)

1カ月雨量を超える激しい雨

国土交通省などがホームページで掲載しているデータで、台風19号の豪雨により、高崎市内の河川では、井野川の元島名、烏川・高松、鏑川の岩崎の観測所ではん濫危険水位を超えた。また井野川の井野、鏑川の山名などの観測所ではん濫注意水位を超えた。

 

元島名観測所では、12日正午にはん濫危険水位の3・05mを超える3・37m、午後9時過ぎに4・35mとなった。

 

高松観測所では12日午前中から水位が上がり、正午に3mを超え、午後10時にはん濫危険水位の4・10mを超える4・2mとなった。

 

新町観測所では12日正午に水位5m、午後4時に7mを超え、午後11時前に7・54mとなった。

 

岩崎観測所は午前11時に水位4m、午後3時にはん濫危険水位の4・73mを超え、午後6時に6mとなった。

 

山名観測所では午後1時に4m、午後5時に5mを超え、午後10時すぎに5・6mとなった。

 

また11日午後の降り始めから12日深夜までの降水量の合計は、烏川流域では、倉渕町川浦で493mm、榛名湖町で422mm、高松町291mm、岩鼻町で269mm、鏑川流域では吉井町吉井で378mmとなった。

 

気象庁の上里見観測所の平年値の年間降水量は1374・0mmで、雨の多い7月から9月までの平年の降水量は1カ月230mmから240mm程度となっており、高崎市内では、1カ月分を超える雨量が12日午前7時から午後11時までの16時間で降ったことになる。

 

鏑川流域では、上流の下仁田町で降り始めからの合計が627mm、富岡市で495mmなどと激しい雨となっており、鏑川の水位上昇が大きかった。

 

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