重度難病の子どもたちの外出を支援

(2019年12月6日)

来年度から助成

高崎市は来年度から、重度の難病を持つ子どもや家族がテーマパークなどを訪れた際の交通費等の一部を助成することを5日に発表した。

 

小児慢性病の子どもたちの多くは、病気や身体的症状が重く、自宅や病院で療養生活を送っているため、家族で外出する機会が少ない現状となっている。

 

高崎市が市内の内科医に相談したところ、重度の難病を持つ子どもが外に出て、様々な体験をする機会が増えれば行動範囲が広がり、多くの人と交流することが刺激となって、表情や医師の疎通などの変化が起きるなど、健全育成が期待できるということだった。

 

家族での外出は交通費を始めとする支出が多額となることから、外出を思いとどまってしまうことも少なくない。

そこで重度の難病を持つ子どもたちの家族が外出した際の交通費等の一部を助成し、経済的負担の軽減を図るとともに、子どもたちの健全な育成を推進する。

 

助成対象は小児慢性特定疾病の重症患者認定者又は人工呼吸器装着認定者とその家族。

 

助成内容はテーマパーク等のチケット代、交通費(高速料金・有料道路料金を含む)、施設の駐車料金、介護タクシー利用料金、医療スタッフ同行費用など。

助成額は、年10万円まで。

 

高崎市では子育て支援と小児難病対策として、小児慢性特定疾病の医療費助成、通院費特別助成を実施している。

 

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