第34回高崎映画祭授賞式

(2020年03月22日)


志尾さん「映画の力を信じて進みたい」

第34回高崎映画祭授賞式が3月22日にホテルメトロポリタン高崎で開催された。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回の授賞式は予定していた群馬音楽センターでの開催を断念し、関係者だけで挙行するとともにインターネット中継された。作品上映は、全て中止した。

 

ホリゾント賞のオダギリジョー監督、最優秀主演男優賞の稲垣吾郎さんがスケジュールの都合で欠席となったが、14人の受賞者が出席した。

稲垣さんはビデオメッセージを寄せたほか、受賞作品の阪本順治監督が代理出席した。オダギリジョー監督は「この映画は万人受けするものではないが、挑戦にエールを送ってくれる人が世界にはこんなにいる。わかる人はかならずいると再認識した」とメッセージを寄せた。

 

最優秀助演女優賞の斉藤由貴さんは、是枝裕和監督から「高崎映画祭に選ばれて本当によかった」と祝いの連絡を受けたと話し「ゼロから1に変化する特別な瞬間に立ち会えたことを光栄に思います」と作品制作をふり返った。

 

最優秀助演男優賞の渋川清彦さんは、プレゼンテーターの松井常松さんからトロフィーを手渡され、「松井さんからもらって涙が出そうです。謙虚さと好奇心と度胸でがんばっていきたい」と話した。渋川さん、松井さんともラジオ高崎のワイド番組「エアープレイス」にゲスト出演している。

 

最優秀監督賞の真利子哲也監督は「キャスト・スタッフが力を結集した映画」、常盤司郎監督「埋もれてしまったかもしれないこの映画を高崎映画祭が見つけ出してくれた」、最優秀作品賞の鈴木卓爾監督は「映画を心底おもしろがって続けている映画祭。忘れられない授賞式になった」と高崎映画祭を評価し、受賞の喜びを語った。

 

受賞者からは、新型コロナウイルスの影響を心配する言葉が、それぞれのあいさつの中で語られた。高崎映画祭プロデューサーの志尾さんは「映画の力を信じてこれからも進んでいきたい」と話した。

 

 

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