「新島学園ファーム」で菜の花プロジェクト

(2020年10月1日)

参加者が協力して種蒔き

学園教育の五原則を具現化

新島学園中学校・高等学校は、学園近くの遊休農地を活用して農業の体験学習を行う「新島学園ファーム」を9月29日に開園した。

 

新島学園では、これまでの体験農場の代替地として、学園近くの遊休農地の提供を受け、今年の春から農地再生に実績のある「菜の花プロジェクトin甘楽」の強矢代表の協力を得ながら、土づくりをしてきた。

遊休農地には雑草が繁茂していたため、学園関係者や強矢さんが草刈りや耕し作業を行い、畑地を整えた。

 

新島学園では、菜の花の栽培から始め、将来的に大豆の栽培をめざしているそうだ。この日は、開園式の後、新島学園インターアクト部生徒、安中ロータリークラブ、PTA・職員によって菜の花の種まき作業が行われた。来春は菜の花の景観や収穫した菜種から搾油した菜種油を学園教育に活用していく計画。

来年以降、土壌の様子を見ながら大豆栽培を行い、企業と連携し醤油や納豆などの加工品も視野に入れている。

 

新島学園は、「建学の精神」「教育の五原則」に「勤労を尊び天然資源の利用を学ぶ」ことをうたっており、この農業体験を「心の教育」につなげていく。

湯浅理事長は「未来を担う生徒に忘れられない思い出をたくさん胸に刻んでほしい。循環型農業を行い命のなりたちを多くの方に発信していきたい」と話す。

 

種蒔き作業に参加したインターアクト部の生徒は「初めてだったので新鮮で楽しかったです。自分たちが育てた菜の花から搾油したりできるのが楽しみです」と話している。

 

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