柳川町で「コロナに負けない」取り組み

(2020年12月31日)


GOTO商店街を活用

国の「GOTO商店街」事業を活用して、柳川町で12月18日、19日に「柳川町ルネサンス」が行われた。主催は柳川町サービス商業振興会。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、夜の街・柳川町は、春以降、深刻な打撃を受けてきた。柳川町サービス商業振興会では、柳川町での感染を防止し、コロナ後のまちづくりにつなげようと、「1店1品 柳川町ルネサンス ~転禍為福~」をテーマに掲げ、事業を計画した。

 

コロナという禍(わざわい)を転じて福となし、コロナ禍で影響を柳川町の再生をはかることがテーマで、各店の魅力を紹介する「1店1品」で、各店に足を運んで楽しんでもらうのも狙いとなった。会場の電気館通りの入口では検温を行い、感染拡大防止の啓発にも取り組んだ。

 

柳川町サービス商業振興会の小林会長は、柳川町の感染防止に取り組んできたという。群馬県の山本知事が4月23日の記者会見で、4月25日から5月6日まで休業や時間短縮を要請すると、小林会長は柳川町の飲食店約80店を回り、休業や時短の趣旨を説明したそうだ。時間的な余裕は一日しかなく、外国人店主も多いので、小林会長は苦労したそうだ。協力金や持続化給付金の申請手続きなどの書類づくりも手伝う中で、店舗と町内の距離が縮まったと感じたという。

 

コロナ禍への対応を通じて生まれた町内と飲食店街のつながりを、地域のこれからに生かしていこうと、今回の「柳川町ルネサンス」を実施した。イベントそのものは2日間だったが、春以降の取り組みの集大成でもあった。またこうした事業を一過性に終わらせず、コロナ収束後を見据えた継続性も視野に入れているそうだ。

 

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