大仕掛けな自動演奏と映像のインスタレーション

(2021年09月22日)


高崎音楽祭「Tug of Memories」。23日から。入場無料

高崎音楽祭の特別企画展として、音楽と映像を楽しむインスタレーション「Tug of Memories」が9月23日(木・祝)から30日(木)まで高崎芸術劇場・スタジオシアターで開催される。入場は無料で開催時間は午前11時から午後8時。約3分間の実演が繰り返し行われる。

 

この企画は、ステージ演出やデジタルアートなど、斬新なアイデアと技術で国際的に活躍する「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」と舞台美術や機械製作、アートコンテンツなどを手がける株式会社TASKO(タスコ)による初のコラボレーション。

 

無人の舞台上でロボットアームがアップライトピアノをワイヤーで引っ張りながら自動演奏させるインスタレーション。ピアノが動くレールの間には、オルゴールとほぼ同じ仕組みの突起が並び、ロボットアームがピアノをたぐり寄せることで、ピアノの鍵盤を打鍵する機構を突起が動かしてメロディを奏でる。演奏曲は音楽制作の「invisi-dir(インビジ・ディアイアール)」がこの特別展のために作曲した。

 

映像と音楽、ライティングによる空間演出に加え、ロボットアームがピアノを引っ張る機械構造、床面の突起を打鍵部に伝達する仕組みなど、見どころ盛りだくさん。ステージの上でピアノを走らせようというアイデアからスタートしたそうだ。携わった人たちの持ち味と確かな技量が一体となり、遊び心とオーバースペックなクオリティで味付けされている。

ステージの間近まで近寄れるので、細部の動きや作りこみをじっくり楽しんでほしい。

 

9月25日(土)の展示は休み。機材調整のため9月24日は午後4時まで。9月26日(日)は午後3時から開始。最終日の9月30日(木)は午後5時まで。

問い合わせは高崎音楽祭事務局、電話027-322-9195。

 

 

 

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