第35回高崎映画祭 最優秀主演俳優賞

(2022年01月17日)

偶然と想像 ©2021 NEOPA / fictive
ドライブ・マイ・カー (C)『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

占部房子さん『偶然と想像』

◇受賞理由

久しぶりに帰ってきた故郷に包まれた安心感を、その女性は湛えている。必死に頑張ってきた数十年が垣間見えるその人は、過去に押し込めてしまった純真な想い出にそっと立ちもどろうともする。偶然がもたらす奇跡に素直に寄り添うその可憐さは、見るものの心を掴んで離さない。美しく満ち足りた時間を纏う人物像に引き込まれた。

 

河井青葉さん『偶然と想像』

◇受賞理由

地元で生まれ育ち、家庭を持った女性のさりげない日常に、ふと差し込まれた懐かしい人との再会。青春の思い出と、今出会った人とのかけがえのない時間はどちらも彼女にとって大切なのだとわかる。いつの時も丁寧に人に接し時間を紡いできたであろう人物の、人間力をしなやかに美しく体現していた。凛とした美しさに見惚れ、豊かな表現力に魅了された。

 

 

西島秀俊さん『ドライブ・マイ・カー』

◇高崎映画祭受賞歴

第20回(2006年)最優秀主演男優賞『帰郷』

第26回(2012年)最優秀主演男優賞『CUT』

◇受賞理由

失いたくないものを前にして、それ故妻と向き合いきれなかった男の孤独と喪失感が痛々しい。多くを語らぬ登場人物の顔が、その悲しみの在り処を雄弁に語っている。演出家・役者としてのアクティブさと、繊細な一人の夫としての静けさが相見える事が、この物語の奥行きを深めていくのだと思う。唯一無味の存在感に賞賛の声が集まった。

 

【写真提供】高崎映画祭

 

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