2023年度・飯森群響常任指揮者が会見

(2022年10月28日)

群響藪原専務理事と飯森氏(右)

楽団員ソリストや公開リハ

2023年(令和5)4月付けで群馬交響楽団の常任指揮者に就任する飯森範親氏の記者会見と2023年シーズンの定期演奏会の発表が10月21日に高崎芸術劇場で行われた。

 

飯森氏は「群響は優れたオーケストラ。更にブラッシュアップしたい」と話し、常任指揮者就任となる2023年シーズンの定期演奏会では、全ての公演にモーツアルトの楽曲を盛り込むなど、飯森氏ならではの芸術性を発揮している。

また2023年度シーズンの新しい取り組みとして、群響楽団員のソリスト起用による楽団員の認知向上とレベルアップ、コンクール入賞歴のある若手ソリストの起用をはかる。

また室内楽シリーズ、公開リハーサル、幼児、障害者・在日外国人を対象とした公演の他、4月に群馬の森で開催される野外コンサート「森とオーケストラ」では飯森氏の指揮が決まっているそうだ。

 

飯森氏の常任指揮者就任は、群響楽団員の希望に沿ったもので、2021年度の定期演奏会の際、飯森氏に信頼が寄せられたことも背景になったという。群響コンサートマスターの伊藤文乃さんは「楽団員のモチベーションも高まると思います」と話す。

 

記者会見で飯森氏は、母方が群馬出身で、幼少期は泊まりに来てカブトムシ採集を楽しんだ思い出なども披露した。

4月23日(土)の第587回定期演奏会は、飯森氏の常任指揮者就任披露演奏会としてモーツァルトの交響曲第一番などを演奏。リヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」では伊藤文乃コンサートマスターがヴァイオリンソロを弾く。

 

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