令和4年度高崎市文化財保護賞

(2022年11月25日)

左から総代会町田副会長、高木禰宜、高木宮司、富岡市長、櫻井さん

倉賀野神社と櫻井さん

令和4年度高崎市文化財保護賞の授賞式が11月21日に高崎市役所で行われた。

文化財保護賞は文化財保護に功績があった人や団体を顕彰し昭和51年度に創設された。昨年度までに138の個人・団体が受賞している。

 

令和4年度は倉賀野神社(高木直明宮司)と櫻井紘一さんが受賞した。

 

倉賀野神社は高崎市指定重要文化財「倉賀野神社本殿」「倉賀野神社算額」の維持、保存に取り組み、地域に開かれた神社として活動している。

境内の神楽殿では地元の神楽保存会による太々神楽や倉賀野小学校・中学校の児童・生徒による舞の実演を継続して行っている。初午大祭、御田植祭・抜穂祭などを行っている。

令和2年度に本殿屋根の修繕を行い、工事に伴う調査と倉賀野神社の歴史、史料をまとめた報告書をまとめた。

 

櫻井さんは「柴崎浅間山(しばさきせんげんやま)古墳」を高崎市に寄贈した。

高崎市によれば、柴崎浅間山は墳丘高4mを超える方墳で、出土遺物から古墳時代初期の4世紀頃の築造と推定される。かつてこの古墳に近接して存在した柴崎蟹沢古墳からは三角縁神獣鏡(東京国立博物館蔵)は貴重な資料として知られており、柴崎浅間山古墳は古墳時代前期における当地域の重要性を示す貴重な古墳となっている。

 

授賞式で富岡賢治市長は「歴史を大切にし、貴重な文化財を保存、整備していただきありがとうございます」と謝意を示した。

 

櫻井さんは「富岡市長にも関心を持っていただきました。高崎市で活用していただければうれしい」、倉賀野神社宮司の高木さんは「世代を超えたつながりをつくれる場にしたい」と話した。

 

 

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