山名・天水踏切の第1種化工事に着工
(2025年06月2日)
高崎市は上信電鉄線の第4種踏切を解消するため、上信電鉄株式会社が実施する1種化工事(踏切保安設備の整備)に対する支援を今年度から5カ年間の予定で行う。
令和7年度は山名町の山名踏切、吉井町小暮の天水踏切、吉井町馬庭の馬庭東踏切、吉井町下長根の吉井川踏切の4カ所で整備を行う計画になっており、6月2日から山名踏切と天水踏切の工事が始まった。2日、山名踏切の工事が報道機関に公開された。
山名踏切と天水踏切の工事では、電車の接近や通過を感知し、踏切を制御するための基礎工事を行い、配線ケーブルは700m以上の長さを見込む。8月中までに遮断機などを設置し、動作試験の後、9月ごろから運用を開始する予定。
また馬庭東踏切、吉井川踏切についても順次、工事を進め、今年度内に運用を開始したい考え。
高崎市内に上信電鉄線の第4種踏切は21カ所あったが、令和6年度に2カ所が廃止された。残る19カ所のうち、7年度に4カ所が第1種として整備される見通しとなり、高崎市では、残りの踏切についても地元の意向を聞き、警報機・遮断機のある第1種踏切に変更していく方針。
- 次の記事 金子社長(キンセイ産業)から高経大に寄附
-
前の記事 室田地区3小学校統合で方針示す