令和7年度桜山地区防災研修会

(2025年06月10日)

組み立て式の間仕切りを設置

令和7年度桜山地区防災研修会が6月8日に市立桜山小学校で行われた。

この研修会は、地域住民を対象に、隔年で実施されている。町内ごとのグループに分かれ、桜山小の体育館内や校庭で耐震性貯水槽の使い方、消火器の使い方、心肺蘇生訓練、煙ハウスを使った煙避難訓練、過去に発生した地震の揺れを体験する起震車などを体験した。

 

避難所運営に使用する資器材として、間仕切りテント、段ボールベッドなどに加え、桜山地区がコロナ禍での避難所訓練で準備した個室テントも展示された。また能登半島地震を教訓に高崎市が導入したトイレトレーラーや水循環シャワーなどの機器も展示され、防災担当、水道局、高崎市消防局が連携した総合的な防災イベントとなった。来場者は熱心に高崎市職員らから説明を受け、防災への関心を高めた。

起震車では東日本大震災などの揺れをリアルに体験し、長時間続く激しい揺れに参加者は驚いていた様子だった。

耐震性貯水槽の使い方では、訓練の機会が少ないことから、ポンプと貯水槽の間を呼び水で満たすなど機器操作のノウハウなども確認された。

 

高崎市女性防火クラブ会長で地区防災部会の樋口啓子さんは「地域の方に家族で参加していただき、防災によるまちづくりの関心を高めることができました。地域と行政、消防局、消防団の協力で、大成功となりました」。主催者の自主防災会・平林幸浩会長は「地域防災への関心が高まっていると思います。高崎市の防災対策を詳しく知ることもできてよかったと思います」と話している。

 

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