新品種のウメ「ゆみまる」2年目の本格集荷

(2025年06月11日)

収穫したてのウメが選果場に集まる(みさと梅選果場)

群馬県開発・「カリカリ梅」に

群馬県が開発した梅の新品種「ゆみまる」の出荷作業が、これまでに行われた。

ゆみまるは、平成30年度からJAはぐくみ管内など県内で栽培が始まり、令和6年度から本格的な出荷が始まった。県内の事業者により「カリカリ梅」などに加工し販売される。

 

「ゆみまる」は群馬県農業技術センターが平成18年に交配、育成に成功した。果実と種子が丸いことが特徴で、令和2年に品種登録(品種登録名「群馬U6号」)、さらに県産梅のブランド化を進めるため、「ゆみまる=ゆたかに、みのる、丸くマルチな梅」としてネーミングし、令和4年に「ゆみまる」を商標登録した。

 

今年度は2年目の本格出荷となり、群馬県では4月の降雹の影響を目標値から差し引き、約1トンの収穫を見込んでいるという。JAはぐくみみさと梅選果場には、6月10日に約700kgの「ゆみまる」が集荷された。

 

「ゆみまる」は、自家結実する豊産型の品種で、群馬県の主力品種で自家不結実性(自分の花粉で受粉し結実することができない性質)の「白加賀」の受粉樹にも適していることから、群馬県では、「ゆみまる」の拡大をはかっていく考え。

 

 

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