「夏休み居場所づくり事業」スタート

(2025年07月23日)

夏休みの宿題に取り組む児童 総合保健センター

保護者ニーズに応える子育て支援

普段は放課後児童クラブに通わせる必要はないが、夏休み期間中のみクラブへの入所を希望する小学生の保護者のニーズに応え、高崎市が総合保健センターと5支所の6カ所で行う「夏休みの居場所づくり事業」が7月22日から始まった。

 

 

利用者は6カ所の合計で202人となり、総合保健センターには122人が登録、高崎市職員などスタッフや18人ほどで対応している。7月23日は富岡賢治市長が視察に訪れ、児童に囲まれて歓談した。この日はフィンランド発祥のゲーム「モルック」や手話の体験、夏休みの宿題の学習など、日程表に沿って取り組み、楽しく一日を過ごす様子が見られた。

 

富岡市長は「子育てしながら働くのは大変なことです。夏休みは子どもは休みですが保護者は働かなくてはいけない。放課後児童クラブは高崎市内に100カ所ありますが、夏休みだけ預かることはできないところが多い。スタッフの確保が難しく時間がかかると思います。そこで高崎市役所がスペースを生かし、市の職員に加え、退職された学校の先生、長寿会に方々にもお手伝いに来てもらいました。子どもたちも友達ができ、元気よく過ごしているようです」と話している。

 

参加した児童は「みんなと紙飛行機を飛ばして遊びたいです。市長さんと話してちょっと緊張しました」、「勉強は難しいけど、がんばって挑戦しています」と話していた。

 

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