「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展

(2025年08月18日)


吾妻峡や敷島河原など群馬の風景作品も

大正から昭和にかけて活躍し、新時代の木版画を推進した川瀬巴水の画家としての生涯を代表的な作品とともに紹介する展示「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展が高崎市タワー美術館で9月7日(日)まで開催されている。

 

明治16年に生まれた川瀬巴水は、近代化の波が押し寄せ街や風景がめまぐるしく変貌していく時代の中で、日本の原風景を求めて全国を旅し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯を通して描き続けた。また巴水は、版元の渡邊庄三郎や彫師、摺師といった職人たちと一体となって協業し、浮世絵の伝統技術を継承しながらもより高度な技術の活用を求め、新たな色彩や表現に挑戦。新時代の木版画「新版画」を牽引する存在として人気を博した。

 

季節や天候、時の移ろいを豊かに表現し「旅情詩人」とも呼ばれた巴水の新版画は、海外での評価も高く、浮世絵の北斎や広重とともに「3H」と呼ばれることもあり、アップル創業者のスティーブ・ジョブスも巴水の作品のコレクターだった。

 

今回は、初期から晩年までの代表的な作品約180点が展示され、《吾妻峡》《前橋敷島河原》といった群馬の風景を描いた作品も登場している。連作として描かれたシリーズをまとめて観ることのできる貴重な機会でもあり、叙情的な巴水の世界を旅する気分で没頭したい。

 

会場:高崎市タワー美術館 (高崎市栄町3-23)

会期:2025年6月28日(土)~9月7日(日)

開館時間:午前10時~午後6時 金曜日のみ午前10時~午後8時

※入館はいずれも閉館30分前まで

休館日:月曜日 

観覧料:[一般]600円、[大学・高校生]300円

※インターネット割引、団体割引料金あり

※中学生以下と65歳以上は無料

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方、および付き添いの方1名は無料

問合せ:TEL. 027-370-3773

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