多彩なフランス楽曲/ドビュッシー、ラヴェルとアコーディオン楽曲
(2025年10月17日)
日本作品は武満/群響第612回定演
群馬交響楽団の第612回定期演奏会が10月18日(土)に高崎芸術劇場、東京定期演奏会が10月19日(日)にすみだトリフォニーホールで開催される。
今回の定期演奏会は世界が注目するフランス出身の指揮者ピエール・デュムソーさんを招へいし「神話の世界」にちなんだ楽曲を取り上げる。ギリシャ神話の牧神、ダフニスとクロエ、エジプト神話の時の鳥などを選曲し、革新的で多才なアコーディオン奏者フェリシアン・ブリュにより、幅広い音楽を楽しませる。
演奏曲は武満徹「弦楽のためのレクイエム」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ワクスマンのアコーディオン協奏曲「時の島」、ベリーヌ「アコーディオン奏者のカプリス」、ラヴェル「ダフニスとクロエ」、「ボレロ」を予定している。
16日に公開リハーサルと記者会見が行われ、指揮者のデュムソーさんが本番に向けての意気込みや聴きどころについて語った。
デュムソーさんは「群馬交響楽団の楽団員がしっかり準備して私を迎えてくれ、演奏する意識の高さを感じました。物語を語るように演奏し、楽曲を描きだしていけるでしょう。武満徹の作品では余白を大切にしていきたい」と話す。
武満作品以外はフランスの近現代曲で、デュムソーさんはフランス人指揮者としてフランスのエスプリや軽やかさなどフランス楽曲の魅力を表現したいと考えているそうだ。
アコーディオン奏者のフェリシアン・ブリュさんについては「彼に曲を提供したいという作曲家もたくさんいます。私と同じ感性を持った音楽家です」と話している。
チケットは高崎芸術劇場、すみだトリフォニーホールともに残席があり、当日販売も行う。(高崎芸術劇場のSS席は完売。)
10月18日(土) 高崎芸術劇場、午後4時開演(午後3時開場)
10月19日(日) すみだトリフォニーホール、午後3時開演(午後2時開場)
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