第73回高崎市戦没者追悼式

(2025年10月27日)

塚沢中学校合唱部による献曲

哀悼と平和への願いを込め

第73回高崎市戦没者追悼式が10月22日に群馬音楽センターで行われた。

高崎市遺族の会をはじめ関係者が参列し、戦没者の英霊に哀悼を捧げた。

 

 

富岡賢治市長は式辞で「終戦から80年という節目を迎えた今日、私たちが平和で穏やかな日々を過ごすことができますのは、戦争で尊い命を捧げられた方々の犠牲の上に築かれ、ご遺族の長年のご尽力のたまものであることを忘れてはならない」と述べた。

 

 

高崎市遺族の会の吉野矩久会長は「遺族の会の高齢化が進み、戦争を知らない世代が大半を占め、後継者づくりに力を注ぎたい。戦争は遠い過去のできごとではなく、今も身近にあることを再認識し、世界の恒久平和実現のために、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継いで継承していくことを誓います」と決意を込めた。

 

 

次の時代を担う若者代表として、佐野中学校の生徒代表は「戦争の教訓を未来に生かしていくことが私たちの使命。国や文化の違いを乗り越えてより良い未来を築く役割を担っています。令和に生きる私たちが平和を守るために何ができるか考え、互いに助け合い、行動を続けていきたい。小さな思いやりや協力の積み重ねが未来の平和を支える大きな力になると信じ、世界の全ての人と心を一つに、争いを超えて手を取り合い、戦争のない未来を築くことを誓います」と平和への誓いを述べた。

 

 

参列者の献花の後、塚沢中学校合唱部、高崎第九合唱団による献曲が哀悼を平和への願いを込めて行われ、感動の中で閉会した。

 

 

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