上野三碑をつなぐ会が発足

(2017年10月20日)

あいさつする木内会長

市長「三碑シャトルバス運行」も

 上野三碑のユネスコ「世界の記憶」登録をめざした活動を広げ、これからの地域づくりを進めていこうと、「上野三碑をつなぐ会」が19日に発会した。会長は木内幸一上信電鉄社長が就任し、関係者200人が発会式に参加した。
上野三碑「世界の記憶」登録のユネスコ審議を前に、三碑を愛護し地域の活性化につなげていくため、発会準備が進められてきた。これまで上野三碑の「世界の記憶」登録を進めてきた民間団体、山上碑・金井沢碑の所在する南八幡地域と多胡碑の所在する吉井地域の若者が連携し、地域の魅力づくりと観光の受け皿づくりに取り組む。
発会式で木内社長は「地域の活性化と観光振興をめざし発足した。国内外から多くの人が訪れることが期待されるが受け入れ態勢は十分でない。上野三碑を盛り上げるために若者が主体的に活動をしている。上野三碑を世界に、未来につなげていきたい。ユネスコからの吉報を期待している」とあいさつした。
高崎市の富岡賢治市長は「市民が三碑を応援してもらいたいと願っていた。若手有志と各回のバックアップする動きが始まり、思い切ってやってほしい。訪れた人の交通確保が重要で、山名駅、吉井駅、三碑を巡るシャトルバスを運行させようと考えている」と考えを述べた。
「世界の記憶」登録を目指す推進協議会の横島庄治会長がつなぐ会顧問に就任し「歴史観光の資産として世界の皆さんが訪れてもらえるよう、磨き上げていく必要がある。この運動の特徴は若さであり、地元若者の若い新しい力を発揮し、新しい高崎の宝を生かしてほしい」とこれからの展開に期待した。
つなぐ会の高井俊一郎事務局長から山名駅前の整備や、地元出身のタレントの協力による情報発信など、これからの活動方針が発表された。
(高崎新聞クールチョイスニュース)

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