「エルネスト」阪本監督が見どころ語る

(2017年10月28日)

阪本監督にインタビュー取材
映画「エルネスト もう一人のゲバラ」から

シネマテークで11月3日まで

 「エルネスト・もう一人のゲバラ」の阪本順治監督が22日に同作上映中のシネマテークたかさきを訪れ、舞台挨拶を行った。
 同作は、歴史上の事実をもとに、キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラとともに命をかけて戦った日系2世のフレディ前村の知られざる生涯を描く。フレディ前村はボリビアに生まれ、医師を志して国立ハバナ大学へ留学。キューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、ゲバラの部隊に参加。ゲバラの本名「エルネスト」を戦士名として受け、1967年、ボリビア戦線でゲバラとともに戦死。ゲバラは39歳、前村は25歳だった。
阪本監督は3年半にわたる調査や現地取材を経て脚本を書き上げた。誠実でまじめ、理想に命を捧げたフレディ前村をオダギリジョーさんが全編スペイン語で演じる。キューバ革命の英雄を描いた日本・キューバ合作作品。
作品の冒頭では、ゲバラが1959年に広島を訪れ「君たちはアメリカにこんなにひどいめにあわされて、どうして怒らないんだ」と言った秘話が紹介されている。またゲバラは「私は常に怒っているのだ。憎しみから始まる戦いは勝てない」とも前村に語る。他者への思いから生まれる怒り、他者へのやさしさから生まれる怒りが、ゲバラや前村、革命戦士の精神性として本作の底流に流れている。
革命戦士としてのオダギリさんの役づくりも見どころ。「フレディ前村を取材する中で、デリケートでナイーブ、自分が決めたことを曲げずに生と真摯に向き合う姿勢がオダギリと重なった。彼の仕事の仕方は信頼していた。彼はやってくれると期待があった」と阪本監督は語る。12kgの減量や方言まじりのスペイン語の修得、数か月間も髪やひげ、爪を伸ばし、ジャングルを彷徨する戦士の姿を演じた。
1959年から1967年までのできごとを追いながら、革命時代の精神と若者の生きざまを描く。「知らないことを知るきっかけ、何かに気づくきっかけになるのが映画の醍醐味」と阪本監督は話している。
シネマテークたかさきでの上映は11月3日まで。10月28日(土)から11月3日(金の上映時間は15時15分から。
料金は一般1700円。大学・専門学校生1400円。高校生以下(3歳以上)1000円。シニア60歳以上(自己申告) 1000円。 障がい者手帳と付き添いの方1人1000円。
 問い合わせはシネマテークたかさき。電話027・325・1744.

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