群馬分署が老朽化で建て替え

(2018年03月28日)

開署式典
新しい群馬分署

「女性の活躍の場」拡大に

高崎市等広域消防局が金古町で進めていた新しい高崎北消防署群馬分署が完成し、20日に開署式が行われた。旧群馬分署は昭和47年に足門町地内に建設され、施設の老朽化、狭隘な敷地、分署が面している県道の渋滞などにより建て替えが求められていた。

新しい群馬分署は金古町地内に移転し、鉄骨造2階建てで敷地面積1061㎡、延床面積448・86㎡。人員は分署長1人、交替勤務18人の体制で女性署員も配置される。敷地が広がって来庁者用の駐車スペースも確保した。消防車、救急車も速やかに出動できるようになった。仮眠室は個室で、女性仮眠室を備え、消防局が進める女性の活躍を前進させた。

式典で富岡賢治市長は、これまでの取り組んできた救急患者の受け入れや搬送時間の成果などについて述べた。消防団詰所も老朽化が進んでおり、全市のバランスを取りながら計画的に建て替えを進める考えを示した。

井草消防局長は「防災の拠点としてこの上ない施設が完成した。地域の安心安全のため全力で取り組みたい」と決意を示した。

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