企画展「兵隊さかずきに映った高崎」

(2019年08月1日)


歴史民俗資料館

日々失われつつある民俗資料を保存展示している上滝町の高崎市歴史民俗資料館で、収蔵している様々な盃から高崎の歴史や当時の人々の生活の様子を知る企画展「兵隊さかずきに映った高崎 ―あの日々を忘れない―」が高崎市歴史民俗資料館で開催中だ。酒器としてだけでなく、特別な意味を持つ道具として大切にされてきた“盃”を通して、人々の暮らしに根付いた伝統や歴史を深く掘り下げる展示だ。

 

日本人の主食であり命の源として重要なお米と、それを原料とする日本酒。神様からいただくものとして稲作は神事と強く結びついているが、盃もただお酒を飲むために使う器としてだけでなく、神と人を結び、人と人を結ぶ特別な道具として大切にされ古くから様々な酒席で“盃のやりとり”が大きな意味を持ち交わされてきた。

 

またかつて日本では、軍隊の兵隊が兵役を終えて除隊するときや、戦勝を記念して知人たちに“兵隊盃(軍盃)”と呼ばれる盃を配る習慣があり、名入りであったり、日本を代表する桜や日の丸などが施されたものだったりと、いろいろなデザインのものが作られ人々の手に渡っていた。特に明治時代から終戦まで歩兵十五連隊の拠点が置かれた高崎では、兵隊盃などを売る店が軒を連ねたり、軍人が利用した飲食店の名入りの盃も多くあったりするなどの高崎ならではの特徴があり、今回の展示でも大量の収蔵資料の中から約200点の盃などが展示される。

 

兵隊さんがたくさんいた高崎の“あの日々”には、名もなき兵隊や街の人々がどんな日常を過ごしどんなことを思っていたのか。当時の盃が人や時代を繋ぐ鍵となり、当時の暮らしについて私たちに教えてくれる。

 

 

会場:高崎市歴史民俗資料館

会期:2019年7月6日(土)~9月1日(日)

開館時間:午前9時~午後4時

休館日:月曜日 ※月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館

入館料:無料

問合せ:TEL.027-352-1261

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