「多胡碑の記憶」展

(2019年10月31日)


県内初の法倉の発掘事例も紹介

日本に現存する石碑の中で最古の石碑群・上野三碑。この上野三碑のユネスコ『世界の記憶』登録から2周年を記念した展示「多胡碑の記憶~建郡と正倉跡~」が10月31日(木)から多胡碑記念館で始まった。多胡碑に刻まれていた文字から、 そこにあったと考えられている古代の行政区域・多胡郡。今まで謎の多かった多胡郡も遺跡の発見や発掘調査が進み、その姿がベールを脱ぎつつある。今回の展示では発掘調査の成果が紹介され、現時点での最新の姿を知ることができる。

 

上野三碑のひとつ多胡碑は、日本で唯一の古代の建郡記念碑であり、高崎市南部地域の当時の記憶が文字で刻まれている。多胡郡に直接関係する遺跡は長い間見つかっておらずその姿は謎に包まれていたが、近年ついに碑の周辺から多胡郡の役所=郡衙(ぐんが)で穀物などを貯蔵した正倉跡とみられる遺跡が発見され、碑文の真正性がさらに高まり多胡郡の姿も徐々に明かされてきている。特に遺跡からは大量の瓦が発掘されていて、正倉のなかでも特に大きく格式の高いシンボリックな建物『法倉』があったことが明らかとなった。群馬県内で初めて、全国的にも希少な発見となるこの法倉は、出土品をもとに描かれた当時の想像図が発表されていて、まぼろしの多胡郡の真実に迫っている。

 

会期中は記念講演や発掘調査報告会、遺跡探訪会、古代瓦製作体験など関連事業も盛りだくさんで企画されている。清々しい秋空のもと、展示にあわせて三碑めぐりや史跡めぐりもあわせて楽しんでほしい。

 

会場:多胡碑記念館

会期:2019年10月31日(木)~12月8日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)

休館日:月曜日(11/4は開館し翌11/5休館)

観覧料:ユネスコ『世界の記憶』登録を記念して観覧無料

問合せ:TEL. 027-387-4928

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