開館15周年記念 ベスト・オブ・茂木正男

(2019年12月4日)


シネマテークたかさき

この12月に開館15周年を迎えた高崎が誇る映画館・シネマテークたかさきで、12月7日(土)から13日(金)まで、記念企画「BOM(ベスト・オブ・茂木正男)シリーズVol.12『ふたりのアラン』特集上映」が行われる。革新的な作品で映画ムーブメント〈ヌーヴェル・ヴァーグ〉を牽引した映画監督アラン・レネと、小説家として戦後世界文学に革命的地殻変動〈ヌーヴォー・ロマン〉を起こし後に自らもメガホンをとるようになったアラン・ロブ=グリエという“ふたりのアラン”にスポットを当てて映画作品を特集する。

 

シネマテーク初代総支配人の故・茂木正男氏の名を冠した名物企画の第12弾。シネマテークの事務所には、在りし日の茂木氏が黒板にずらりと書き連ねていた名だたる映画監督たちのリストがある。そこからピックアップした監督に焦点をあて、茂木氏の意志を継ぐスタッフが独自のセレクトで上映を組んで特集している。

 

映画と文学の各最前線から当時の世界のカルチャーを先導・扇動していた“ふたりのアラン”が運命的に交錯。アラン・ロブ=グリエの脚本をアラン・レネが監督し作られた1961年の作品『去年マリエンバートで』は映画史に残る傑作として今もなお輝く。今回の特集企画では『去年マリエンバートで』のほか、この作品のあと自らも映画監督として独創的な世界を縦横無尽に作り上げていったロブ=グリエの監督作6本も上映する。また12月8日(日)は映画評論家の廣瀬純氏を招きトークイベントを開催し、“ふたりのアラン”についてさらに深掘りする。

 

会場:シネマテークたかさき スクリーン1

開催期間:2019年12月7日(土)~13日(金)

料金(1作品):[一般]1,800円 [大学・専門学校生]1,400円 [高校生以下]1,000円 [シニア60歳以上]1,100円

※上映スケジュールは日替 詳しくはWEBサイトへ(takasaki-cc.jp/info/8930/

問合せ:TEL.027-325-1744

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