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シャガール版画の最高傑作を展示

“愛の画家”や“色彩の魔術師”と呼ばれ今も人々を魅了し続けるマルク・シャガールの版画作品にスポットを当てた展覧会「マルク・シャガール ―愛と祈りと冒険と。８つの版画物語―」が2月1日(土)から高崎市美術館で始まる。

旧ロシア(現在のベラルーシ)のヴィテブスクで生まれ、様々なルーツや言語や文化が融合した独特の風土の中で育ったシャガール。愛と幻想とが交錯する鮮やかな色彩の世界観が絶賛され、20世紀において最も高い人気を誇った画家の一人としてフランスを拠点に活躍した。代表的とされるのは油彩画の作品が多いが、同じように版画にも積極的に取り組み2,000点を超える銅版画やリトグラフ(石版画)などの版画作品を残している。

今回は、生涯にわたり重要なテーマとして取り組んだ旧約聖書にもとづいた作品『バイブル』、千夜一夜物語をもとにした『アラビアンナイトからの4つの物語』、そしてリトグラフとしては異例の20色以上の色彩を使用し4年以上の歳月をかけた最高傑作との呼び声も高い『ダフニスとクロエ』などシャガールの代表的な8つの版画集から必見の作品が並ぶ。さらに全279点が美術館に一堂に会し、愛と祈りと冒険あふれるシャガールの物語世界にたっぷりと没入できる。

会場：高崎市美術館

会期：2020年2月1日(土)～3月29日(日)

開館時間：

〈美術館〉午前10時～午後6時(金曜日のみ午後8時まで)

〈井上邸〉午前10時～午後５時(3月は午後6時まで)

※入館は閉館30分前まで

休館日：2/3、2/10、2/12、2/17、2/25、3/2、3/9、3/16、3/23

観覧料：［一般］600円 [大学･高校生]300円

※中学生以下と65歳以上は無料

※団体割引、インターネット割引あり

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名は無料

問合せ：TEL.027-324-6125