玉三郎の伝説の名舞台がスクリーンに

(2020年02月12日)


芸術劇場ODSシアター第4弾

様々な芸術に対応するフレキシブルな高崎芸術劇場のスタジオシアターで、演劇や伝統芸能や音楽ライブなど多種多様な芸術映像コンテンツを最新鋭の映写・音響システムで楽しむ恒例のODSシアター。今月はシネマ歌舞伎「鷺娘/日高川入相花王」を2月20日(木)と21日(金)に上映する。20日(木)昼の回と21日(金)の上映回はすでに完売。残る20日(木)の午後6時の回もチケットはあとわずかとなっている。2009年を最後に幻となった阪東玉三郎の名舞台を堪能できるまたとない機会、チケットお買い求めはお早めに。

 

今回上映されるのは、2006年に公開されたシネマ歌舞伎を新たに坂東玉三郎自身が監修し、最新技術を駆使して補正・調整を行ったサウンドリマスター版。

 

娘に姿を変えた白鷺の精が道ならぬ恋に悩み苦しみもがき、降りしきる雪の中息絶える姿を華やかに踊り上げる「鷺娘」は女方の魅力が詰まった阪東玉三郎の代表作のひとつ。その圧倒的美しさを表現するには数十キロに及ぶ衣装や鬘をつけ踊るという計り知れない高度な技術と体力を要するため、全編の上演は2009年が最後と玉三郎が明言していた。それ以来、幻の名舞台となっていたものが舞台の臨場感そのままにスタジオシアターによみがえる。

 

また、人形浄瑠璃を歌舞伎舞踊化した“道成寺物”の演目「日高川入相花王」は、人形・清姫を阪東玉三郎が、人形遣いを尾上菊之助が演じている。人形のような表情や振りの中に、怖ろしくも美しい女の情念を表現した圧倒的な世界を目の当たりにする。

 

会場:高崎芸術劇場 スタジオシアター

日時:2020年2月20日(木) 午後6時開演(午後5時開場)

※2/20午後1時30分の回と2/21午後1時30分の回は完売

料金:全席自由1,100円

問合せ:高崎芸術劇場チケットセンター TEL.027-321-3900

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