小串カタクリの里で花が見ごろ

(2020年03月27日)


3/29カタクリ咲いたまつりは中止

約5万株のカタクリが群生する吉井町の小串カタクリの里で、花が見ごろを迎えている。開花の時季恒例の「カタクリ咲いたまつり」は今年は新型コロナウイルス感染拡大の状況をうけて中止となったが、冬の寒さにじっと耐えお辞儀をするように薄紫色の花を咲かせるカタクリのひたむきな姿が、変わらず多くの人の心を潤してくれそうだ。

 

早春を告げる里山の妖精と言われ昔はところどころでよく見られたカタクリだが、近年は森林の荒廃や乱獲・盗掘などで生息域が少なくなり、現在日本国内ではカタクリが絶滅危惧種の指定を受けている地域もある。吉井町小串地区でも盗掘被害からカタクリを守ろうという地元小学生や地元住民たちの熱心な保護活動を契機として、平成9年からは行政による整備も開始。今では観察路や野鳥の説明版も整備され、カタクリのほかにも夏にはヤマユリやウバユリ、キツネのカミソリなどが里山を彩っている。

 

3月下旬に満開が予想され、里山がカタクリの花の絨毯で埋め尽くされる。見ごろは4月上旬まで続く。

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