特別展「祈りの器」

(2020年12月15日)


かみつけの里博物館

古墳時代に『祈り』の場面において用いられた須恵器を手掛かりに古墳時代の群馬の姿を思い描く展示「祈りの器―須恵器から見た古墳時代のぐんま―」が、井出町のかみつけの里博物館で12月12日(土)から始まった。

 

青灰色で硬質な姿をした須恵器は、朝鮮半島から伝来したもので古墳や村々の祭祀で用いられた貴重な品だった。今回の展示では、古墳時代の遺跡から多く出土する土器の中から“祈りの器”である須恵器にスポットを当て、当時の群馬の姿を探る。

 

博物館には、その迫力の大きさも見どころの一つの吉井町・長根遺跡安坪古墳群出土の須恵器大甕をはじめ、県内各地から出土した造形美あふれる個性的な須恵器たちが集まる。また、『甲を着た古墳人』の発見で注目された渋川市・金井東裏遺跡からは、当時の地域首長の政治・祭祀拠点として考えられている3号祭祀遺構から出土した須恵器が勢ぞろいする。当時の姿をとどめずらりと並ぶ須恵器から、ロマンや神秘あふれる古代の祭祀に思いを馳せてみてはいかが。会期中はミニ講座(事前申込制)や展示の解説も行われる。

 

なお、現在新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入館時のマスク着用の徹底と、手指の消毒、検温等を実施。また混雑時は入場制限を実施する場合がある。
会場:かみつけの里博物館
会期:2020年12月12日(土)~2021年3月1日(月)
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:毎週火曜日、祝日の翌日、年末年始(12/28~1/5)※2/23(火)は開館
入館料:[大人]200円 [高校・大学生等]100円
※中学生以下と65歳以上は無料
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
問合せ:TEL.027-373-8880

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