来年度に新町駅エレベーター設置で調査

(2015年12月2日)


「新町駅周辺バリアフリー基本構想」から

長年の願いが大きく前進に

 JR新町駅のバリアフリー化について、富岡市長は、来年度に実施する考えを、2日の高崎市議会一般質問で明らかにした。新保克佳議員の質問に答えた。
 JR新町駅のバリアフリー化、エレベーター設置については、これまでも市民、市議会から強く要望されていた。
 現在、新町駅の改札は、北側の1カ所で駅構内ではエレベーター等は整備されていない。改札から上りホーム(1番線)は段差がなく車椅子で利用できるが、下りホーム(2・3番線)は階段の跨線橋を利用するので、車椅子や足の不自由な人の利用が課題になっている。
 高崎市では、高崎駅周辺バリアフリー基本構想により、高崎駅周辺整備を進めた。高崎駅に続き、市は新町駅の乗降客が多いことも含め、新町駅周辺バリアフリー基本構想を策定し、新町地域の整備を進めてきた。新町駅はJR線の連続立体交差化構想があり、この構想にあわせて駅舎のバリアフリー化が考えられてきたが、この連続立体構想の実現には相当の長期を要することも認識されていた。
 富岡市長も新町駅構内の階段の大変さを実感しており、「(エレベーターを)作る方向で来年度は調査を実施する」と考えを示し、跨線橋が老朽化しているためエレベーターを取り付けられるか「JRとよく相談していきたい」と述べた。「長い間、新町のみなさんから陳情されていることなので、一段階上げて取り組む。可能であれば難しいことではないので、技術的な検討をさせていただきたい」と取り組みへの意欲を見せた。

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