子育て支援拠点「なんでもセンター」

(2015年08月10日)


多機能型住居2階の「子育てなんでもセンター(仮称)」の間取り

多機能型住居内に設置

 高崎市は、中央駐車場跡地(連雀町・田町)に整備する多機能型住居2階に子育てのワンストップ型支援拠点「子育てなんでもセンター仮称」を設置する考えを7日の高崎市議会子育て支援・人口減少対策特別委員会で示し、計画の構想を報告した。
 高崎市では、この「子育てなんでもセンター」について、子育て世代が本市で安心して子どもを産み育てるとともに、「高崎で子どもを産みたい」「子育てするなら高崎市」と実感してもらえるような、「全国に類を見ない子育て支援にしていきたい」としている。
 「子育てなんでもセンター」の文字通り、子育てに必要な支援を網羅し、子育ての悩みをなんでも受け付ける施設づくりをめざしている。センターは、市、関係機関、NPOが連携して運営する方向で、幼稚園・保育所園の団体や専門家により、相談者に詳しく情報提供できる。ハローワークによる就労相談と支援、託児所、親子が交流する遊び場、子連れでの休憩・授乳場所が盛り込まれている。
 富岡市長は「子育ての負担感が大きいことが問題であり、そこに行けば解決できることが大切」と話している。
子育てなんでもセンター仮称の面積は631㎡で、多機能型住居の運営が始まる平成29年4月に同時開館する予定。

高崎市が示した実施事業は次の通り。

(1)子育て支援事業
保育所や幼稚園のコーナーを設け、保育協議会や私立幼稚園。こども園協会等に所属する保育所長、幼稚園長等が輪番で直接、相談や情報提供を行うとともに、子どもの健康面等については保健師を配置して相談や支援を行う。
ア 妊娠準備期から子育て期間中における母子健康相談及び支援
イ 保育所、幼稚園、認定こども園、学校に関する相談及び情報提供
ウ 産後ママヘルバー派遣事業やショートステイ事業等の紹介
工 子どもの心の健康、発達面における不安等に関する相談及び適切な支援
(2)就労等支援事業
ハローワーク等による子育て中の母親等への就労や生活等の相談、支援を行う。
ア シングルマザー、子育てで仕事を中断した母親等への就職に関する相談及び斡旋
イ 生活支援に関する相談(子育て支援に関する各種手当・貸付等の案内・紹介等)
(3)交流の場の提供
子育て世代の方々が互いに情報交換ができる場、また、相談中の保護者等が子どものことを心配することなく、安心して相談が受けられるよう子どもの遊びの場を提供する。
ア 利用者が気軽に集い、情報交換等が行える場の提供 `
イ 保護者が子連れでも安心して相談できる遊び場の提供
(4)気軽に立ち寄りのできる空間の提供
子どもを連れて、街中で買い物等をする保護者等の休憩や授乳などができる場を提供する。
(5)託児所
特定の保育所や幼稚園等への在籍の有無にかかわらず誰もが利用できる託児を行う。運営は、保育協議会の若手経営者によるNPOにより行う。これにより、子育て中の方々がボランティア活動や地域活動、買い物等の際の便宜が図られ、豊かで充実した子育て期間を送れるよう支援する。

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