附属看護学校を新築・定員拡大

(2016年02月24日)

新看護学校のイメージ
地鎮祭であいさつする石原院長

高崎総合医療センター

 看護師の不足が社会問題となっているなか、高崎総合医療センターは、附属看護学校(学校長=石原弘・高崎総合医療センター院長)の大型化を図り、定員を現在の1学年40人から、2倍の80人に増やし、新しい校舎を病院の西側に新築する。2月24日に建設地で地鎮祭が行われた。
 高崎総合医療センター附属看護学校は、昭和46年に創設され、3年制の看護学校として、現在、およそ140人の学生が看護師をめざして学んでいる。病院の附属となっているため、実習が充実しているそうだ。これまで、国家試験の合格率は9割を超えて全国平均を大きく上回り、輩出した約1600人の看護士は、全国の医療機関で活躍している。
 今回の新築整備について、高崎総合医療センターは、群馬県の看護師需給見通しでは、平成27年度に約1000人が不足する見込みで、全国ワースト2位になっており、看護師不足を軽減する必要があること、附属看護学校の校舎が築40年を経過し、老朽化が著しかったことを上げている。また、高崎総合医療センターでは、手術室を含む新病棟の増築を計画しており、群馬県内の国立病院機構病院では、西群馬病院(渋川市)が北毛の基幹病院となる渋川医療センターとして平成28年4月に開設、病床数が380床から450床に増床し、救急医療に取り組む。沼田病院は平成28年4月頃に新病棟がオープンする計画で、今まで以上に、看護師が必要な状況になっている。
 新しい看護学校は、地上3階建てで総事業費は12億円。2017年の4月に開校する予定。高崎総合医療センターでは、看護師不足の解消をめざし、優秀な看護師の養成に取り組みたいとしている。

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