抜本改革の英語教育・初年度の取り組み

(2016年07月13日)

指導計画でALTを有効活用

 高崎市は、国際化に対応した高い英語力を持った児童生徒を育成するため、今年度から全小学校で英語教育を抜本的に改善し、具体的な取り組みが行われている。高崎市教育委員会は、4月からこれまでの教育内容について、13日に発表した。
 小学校の早い段階からネイティブな英語に触れられるよう、外国人英語指導助手(ALT)を有効に活用し、学級担任とALTによるチームティーチングで指導をしている。小学校1年生から4年生は週1時間(年間35時間)の外国語活動、5・6年生は週2時間(年間70時間)の英語教科を学習する。
 指導計画は、めざす児童像、年間指導計画、単元計画、1時間の指導案、ワークシートなどが学年ごとに策定され、指導計画をALTも十分に理解する必要があることから、英語版も作成されている。大型絵本や音声教材も活用し、学習効果を高める。
 高崎市では、市立小中高校にALTが常駐できるよう、ALTの増員を進めており、今年度は21人を増員し、62人の体制にしていく。
 子どもたちの英語力を伸ばすため、小学校と中学校の連続的な指導が行われる。そのため中学校では、小学校での学習内容を踏まえ、学習到達目標として、英語を使って具体的に何ができるかに重点を置いた「CAN-DOリスト」の高崎市版を策定し、指導が行わるようにしている。

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