ポケモンGoは○それとも×

(2016年07月28日)

高崎市が全庁で検討も

 世界的なブームとなっているゲーム「ポケモンGo」が22日に国内で配信され、同日から高崎市内でもスマホなどを使ってまちなかでポケモンを捕まえて遊ぶ若者の姿が数多く見られるようになった。配信日以来、このゲームによる交通事故やトラブル、マナーが全国的に社会問題として報道されている一方、ゲームの攻略情報として、インターネットのSNSでは、珍しい「レアポケモン」が見つかる「ポケモンの巣」として、既に高崎市内の場所が紹介されるなど、思わぬ集客に結び付く可能性もある。
 過熱した「ポケモンGo」ブームについて、28日の高崎市議会総務教育常任委員会で話題になった。
 高崎市教育委員会では、小学生・中学生については、スマホはなるべく持たせないとしており、飯野教育長は子どもたちにスマホを買い通信料を払うのは保護者であり、保護者の責任とし、今回の件についても早くから注意喚起をしている。一方、これまで子どもにスマホを買わなかった保護者から「ポケモンGo」ブームで「防波堤が切れそうです」と悲痛な声が聞こえているという。
 一方、「ポケモンの巣」として知られるようになった公園などには朝から多くの若者が訪れ、まちなかのにぎわいづくり、話題づくりになる。スマホマナーが守られれば、まちなかに若者が増えることは、うれしい効果と言える。高崎市の兵藤副市長は、富岡市長から全庁で横断的に「ポケモンGo」について検討するよう指示されているという。
 加熱ブームがいつまで続くかという話題も出ているが、この社会現象を高崎市がどう考えるか楽しみだ。

高崎の都市力 最新記事

  • 株式会社環境浄化研究所
  • シネマテークたかさき
  • ラジオ高崎
  • 高崎市
  • 広告掲載募集中