元旦と2日に「高崎だるま市」

(2016年10月11日)

「高崎談図抄」の版画図(部分)

高崎駅西口駅前通り

 「高崎だるま市」が元旦と2日に高崎駅西口駅前通りで開催される。朝鮮飯店前からラジオ高崎前までの区間で、元旦が午前11時から午後6時(交通規制=午前11時から午後6時)、2日が午前10時から午後6時(交通規制=午前9時から午後6時)。だるまの販売のほか、開運高崎食堂の出店、イベントなどを予定している。
 高崎名物となっている「だるま市」について、昨年来、方向性が検討されてきたが、江戸時代に高崎城下で開催されていた六斎市の初市で、だるまが売られていたことにちなみ、まちなかでの開催となった。
 元旦は、ニューイヤー駅伝や群馬交響楽団の元旦コンサート、2日は市内商業店舗の初売りとなり、高崎駅西口前まで「高崎だるま市」を開催することにより、正月のにぎわいを創出していくのも狙い。
 1月は、県内をはじめ各地の初市で高崎のだるまが売られるが、だるま生産日本一を誇る高崎で、その年の最初となる「だるま市」が開かれることになる。
 また、群馬県達磨製造協同組合は創立100周年を迎え、新たな伝統を築くスタートとして、この「高崎だるま市」の開催に意義を込めている。
 高崎城下・田町の初市でだるまが売られていたことが、文政12年(1829)年の「高崎談図抄」の版画絵に描かれていたことが、高崎のだるまのルーツを示す資料になるとして、注目されている。

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