榛名林間学校が開校

(2017年05月15日)

乗附小5年生が開校式
榛名林間学校榛名湖荘

児童の自然体験学習の拠点に

 高崎市の「榛名林間学校榛名湖荘」が15日に開校し、最初の利用校となる乗附小学校の5年生49人と関係者によって開校式が行われた。
 榛名林間学校榛名湖荘は、高崎市の全小学校の5年生が榛名山と榛名湖で自然体験学習を行う施設。平成27年度に東吾妻町が廃止した旧国民宿舎「榛名吾妻荘」を同町から取得し、平成28年度に施設整備を行い、29年度から運用が開始された。
 これまで、新潟県柏崎市笠島で昭和42年から50年間実施された臨海学校は、昨年度に閉校し、今後、高崎市の児童の自然体験学習は、この林間学校で実施される。
 林間学校は、二泊三日ないし一泊二日の日程で行われ、全校に共通したプログラムとして、榛名神社から榛名湖荘まで約2kmを2時間かけて歩く登山、協力し合って炊飯調理を行う野外炊飯、夜のキャンプファイアが用意されている。
 選択プログラムとして、榛名湖周辺の自然観察、火おこし体験、手づくりスプーン、焼杉プレート、フォトスタンド、野焼きパン、ウォークラリーなど。また食事は地元榛名の食材を使い、朝夕はバイキング形式、昼は野外炊飯となる。
 開校式は、乗附小児童の司会で進行し、富岡市長は「高崎市の宝物である榛名山で、高崎の子どもたちが自然体験できる」と喜びの表情を見せた。乗附小の児童代表は「これから始まる三日間をとっても楽しみにしています。初めての体験ばかりなのでドキドキしています。大変なこともあると思いますが、みんなで協力して乗り切っていきたい」と話し、期待をふくらませている様子だった。

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