海外バレーボールチームの誘致を願って単独開催

(2017年05月25日)




『吉井どろんこ国際バレーボール大会』

 大人も泥んこまみれになると、こんなにも無邪気な表情をみせるものかと、見ているほうも愉快になる。5月21日(日)、真夏日の中、高崎市吉井町多比良の田植え前の水田を会場に開催された『吉井どろんこ国際バレーボール大会』は、終始笑顔と歓声に包まれた。
 従来『吉井どろんこ祭り』の一競技だったどろんこバレーボールが、2020年の東京五輪開催に当たり、高崎に海外のバレーボールチームの合宿を誘致したいという願いを込めて、 “国際化”をうたって単独開催された。
 出場チームは1チーム5人以上の登録で51チーム。試合は4人制で15点先取の1セットマッチ。9面コートで一斉に予選リーグが行われ、勝ち残ったチームが決勝トーナメントへ進出した。
県内外からママさんバレーチームや会社の仲間、消防団、そして”国際色“に彩をそえたのは公立小中学校で英語の指導に当たっているJTE(日本人英語指導者)のチーム。中之条でJTEをしているという女性は「高崎に勤務する仲間に誘われて参加しました。田んぼに入ったのもこんなにどろんこになったのも初めてで、とても楽しい」と声を弾ませた。
田んぼの周りには豊かな表情を写真に収めようと、アマチュアカメラマンが集まった。
ハッスル賞には軽トラ一台分、男性・女性・混合チームの各優勝チームには一輪車一台分の地元野菜が山盛りで贈られた。会場整備、企画、運営すべてに、地元の人たちの手作り感あふれるほのぼのとした大会となった。

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