「デザイン」切り口に観光を考える

(2017年07月18日)

初対面でも多くの意見が出された(中央でマイクを持っているのがナガオカケンメイ編集長)

市内で公開編集会議

 全国各地の魅力をデザインの視点から紹介する観光ガイドブック「d design travel (ディーデザイントラベル)」の群馬県版が今年秋に刊行することに合わせ7月9日、高崎市田町にあるフリースペース「SNARK upstairs」で公募の参加者による公開編集会議が開催された。この観光ガイドブックを発行するディアンドデパートメント株式会社(東京都世田谷区)が企画したもので、男女50人が参加し、同社のナガオカケンメイ編集長らと群馬の魅力について熱心に話し合った。

 このガイドブックは、編集者が現地に2か月程度滞在して自費で取材を行い、「よそ者目線」を生かしながらその土地の個性にあった観光スポットなどを紹介するのが特徴。編集会議では、観光、レストラン、買い物、カフェ、宿、キーマン(人物)の6つのテーマで、群馬好きな参加者が考える観光スポットについて付箋などを使いながら意見を出し合い、温泉マークの発祥の地である磯部温泉や四万温泉のグランピング施設などが編集部に提案された。

 ナガオカ編集長は「群馬にはすごいポテンシャルがあると勝手に思っている。編集活動を通じて、群馬の『個性』や『らしさ』を見つけ、一緒に盛り上げていくことができればうれしい」と取材にかける意気込みを語った。

 「d design travel」はこれまで、21都道府県で発刊されており、群馬は22番目。最終的には47都道府県全てで1冊ずつ発行することを目指している。群馬版の発刊は10月を予定しており、渋谷ヒカリエや県内で刊行イベントを開催すると言う。(G)
  
 
 

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