しののめ信用金庫「まちの編集社」が発足

(2018年07月5日)

左より信金中央金庫・田尻氏、日本財団・藤田氏、しののめ信用金庫・横山理事長、㈱まちごと屋・大澤社長

地域資源の”再編集”で魅力や付加価値向上

富岡市に本店を置き西上州を中心に地域金融を担うしののめ信用金庫が、この7月より地方創生支援プロジェクト「まちの編集社」の取り組みを開始し、7月4日(水)に発足会見が行われた。上信電鉄沿線地域において、地域活性化や社会的課題解決に今取り組んでいる事業や担い手と、デザインやクリエイティブの力を「まちの編集社」が結び付けて再編集・再構築することで、それらの発信力や魅力、付加価値をさらに高めていくことを目指す。

 

このプロジェクトは、日本財団「わがまち基金」の助成金を活用した取り組み。これまで日本財団はNPOなどの非営利組織への助成が主だったが、昨今の社会課題解決の担い手が多様化してきたことから、日本財団と信金中央金庫の連携により従来の枠を超え企業や地域金融機関の取り組みにもサポートを広げている。2017年より全国で22事業をサポート、群馬県での採択は「まちの編集社」が初となる。

 

「まちの編集社」はしののめ信金を中心に、高崎市の㈱まちごと屋や、地域で活躍するデザイナー、クリエイター等が参画してプロジェクトが進行する。高崎市で空き建物活用を通じてまちの魅力づくりに取り組む㈱まちごと屋としののめ信金は“豊かな地域資源を再編集して魅力や良さをもっと世に広めたい”と数年前より意見交換を重ねていたが、本基金を活用することで「まちの編集社」創設が実現のものとなった。

 

今後、上信電鉄沿線において様々な媒体や手法を駆使して地域のモノ・コト・ヒトを再編集して魅力や付加価値を高める予定だが、発足会見では第1弾として山名八幡宮とその周辺の地域資源や地域活動の魅力・発信力のブラッシュアップ事業のスタートが発表された。その後も上信電鉄沿線で数々のプロジェクトを予定。また活動を通して常に資源の情報収集や掘り起こしを行っていく。しののめ信金は、将来的には上信電鉄沿線からさらに広げて取り組みを行っていく可能性も示した。

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