高崎市内初の特例子会社設立 (株)環境福祉サービス

(2015年08月7日)




障害者の雇用、更に促進

  廃棄物回収・資源リサイクル事業の(株)環境システムズ(高崎市倉賀野町3250-7)は6月24日、高崎市内初の特例子会社として(株)環境福祉サービスを設立、高崎公共職業安定所の認可を受けた。(株)環境システムズは、平成19年から障害者雇用を行ってきたが、更に障害者雇用の促進と自立支援を図るため特例子会社制度を活用した。
特例子会社とは、企業が障害者の雇用を促進する目的でつくる子会社のこと。障害者雇用促進法は従業員56名以上の民間企業に対して、全従業員の1.8%以上は障害者を雇うよう義務づけているが、事業者が障害者のための子会社を設立し厚生労働大臣の認可を受けると親会社の雇用分として合算できる。
  8月6日、ニューサンピア高崎でおこなわれた特例子会社設立式典で、(株)環境システムズの塚田敏則代表取締役は、「現在12名の障害者の雇用がある。8年目を迎え、更なる障害者の雇用を促進するために特例子会社を設立できた。社会貢献のため親会社と子会社がより連携を強化して企業活動に邁進していきたい」と挨拶。富岡賢治高崎市長は「塚田社長は以前、都市は廃棄物の処理の仕方を見れば、その都市の力が分かると思って仕事をしていると言っていた。障害者雇用を促進する特例子会社設立で更に一歩前進してくれると思う」と話した。
  (株)環境福祉サービスの本郷照二代表取締役は、「誰でも一生懸命やれば能力を発揮できる。12名は正社員として働き、今や重要な会社の戦力となっている」と活躍の様子を紹介。12名の社員は壇上で紹介され、代表して本社第二工場の藤牧歩さんが「ますます皆さんのご期待に添えるよう頑張ります」と挨拶した。

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