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文化賞の佐野さんと小林さん

　平成２７年度高崎市文化賞の授賞式が１７日に高崎市役所で行われ、受賞した佐野進さんと、小林幽齋さんが、木村副市長から賞状と記念品を手渡された。
　木村副市長は、「高崎市の芸術、文化のために長年にわたって貢献いただき感謝を申し上げます」と謝意を述べ、今後の更なる活躍に期待した。
　文芸振興の功績で受賞した佐野さんは「自分の手の届くところで活動をしてきたので恥ずかしい限りですが、これを機に、後輩に道を示して高崎の文化を発展させていきたいと思います」、書道振興の功績で受賞した小林さんは「大きな賞をいただき、身の引き締まる思いです。書道を始めて６０年になり、時には筆を置こうと思ったこともありましたが、皆さんに支えられてやってきました」と喜びを語った。
　佐野さんは「自分や時代を書き記していくとともに、高崎が生んだ歌人、吉野秀雄の研究や交流を進めていきたい」、小林さんは「受賞をきっかけに、初心にかえって世界を広げていきたい。時間がかかるかもしれませんが、自分の殻を打ち破って新しい方向を見つけていきたいです」と新たな創作の意欲を見せていた。