日本一のかき氷が食べたいッ! 氷・日本一/(本町)

(2014年7月9日)





日光より仕入れているこだわりの天然氷。

 気温30度を超え、“かき氷”の季節が到来し、本町の氷屋「日本一」が老若男女で賑わっている。昭和4年創業の老舗。三代目の小谷野貴志さんご夫妻に話を聞いた。
 こだわりの天然氷は、冬の間、日光の山中の池に湧水を満たして2週間かけてつくられる。北国の極寒地とは違い、適温でゆっくりとできる天然氷はきれいな透明の氷になる。天然氷は固いため、より薄く削れてワタアメのような触感だ。「透明な氷が削ると白くなるのは、空気が入るから」。蔵元の松月は明治27年から天然氷を作っている。

「日本一」の売りは、実は…100円フラッペ!

 シロップはラムネやコーラ、メロン、アセロラ、紅茶等から宇治抹茶、和三盆カンロ、柚子ハチミツ、カフェオレなど変り種も多く、メニュー選びに悩んでしまう。さらに、ミルク、アイス、あずきのトッピング次第で自分だけのメニューを作れるのも楽しい。一番人気は「いちごミルク」、2番は「宇治抹茶あずきミルク」、3番の「マウンテンストロベリー」は、昨年、群馬県知事賞受賞の榛東村産イチゴを急速冷凍して作ったシロップと果肉を使用し、かき氷の上に山のようにシロップと果肉が盛られる。小谷野さんは「100円で学生さんにもりもり気軽に食べてほしい!」とサービス品の100円フラッペ提供にもこだわっている。

笑顔こぼれるかき氷

 「皆さん、かき氷を手渡すと笑顔になります」と言うとおり、顔が隠れてしまうほどの大きさとこだわりのシロップに満面の笑みがほころぶ。「量が多いので、2人、3人でシェアもOK」とのこと。最近は、県外ナンバーも多いという人気ぶり。7、8月は無休で営業する。気軽な100円フラッペから、贅沢な天然氷のかき氷まで、その日の気分で味わってほしい。

店名・名称 日本一
住所 〒370-0813 高崎市本町73
電話 027-322-3029
営業時間 ~18時まで
HP -
備考 ※7、8月は悪天候以外、無休。