絶品! 焼きまんじゅうと手作りの漬物
きみ江さん家/(八千代町)

(2015年3月3日)

写真を拡大
写真を拡大
写真を拡大
写真を拡大

一味違う焼きまんじゅうの秘密!

 甘辛い味噌だれが、まんじゅうの焼き目と切り口にからみ、つややかに輝く“きみ江さん家”の焼きまんじゅうの特徴は焼き方。通常、タレを付けては焼き、焼いては付ける“付け焼き”だが、一気にまんじゅうに焦げ目を付け、最後に濃厚な味噌だれを刷毛でしっかりと付ける“焼き付け”という手法。「何件も食べ歩いたし、焼き方や味噌の濃度を研究して“焼き付け”にたどりついたんだよ」というきみ江さん。

 東京から毎月通うという焼きまんじゅうフリークは200件近い焼きまんじゅう店を訪れたそうだが、「きみ江さん家」の焼きまんじゅうを絶賛する。焼き方の違いやタレの加減が絶妙で、食べなれた上州人もうなる、今までの概念が覆る上質な一品だ。
 創業100年近いという太田の老舗から仕入れるまんじゅうは、麹菌を使っているためもっちり、コクがある。毎日買いに来るという常連さんは「まんじゅうの切り口が焼けてパリパリ。そこに甘辛いたれが染み込む。厚みもあるし、冷めても美味しいんですよ」とにっこり。「あとはママの人柄だね」と“きみ江さん家の焼きまんじゅう”の魅力を語る。1本200円。



母の味の漬物や惣菜

 きみ江さんお手製の漬物も人気だ。キムチは、ねぎキムチ、キャベツキムチ、カクテキ、きゅうりキムチが各300円。たまり漬風の漬物は、たまねぎ、わかめ、こんにゃく、山芋、きゅうり、しめじ、赤大根、白大根など、各250円。その他、沖縄産のもずく、茎わかめの煮物、白菜漬、たくわんなど、テイクアウトもできる。日替わり惣菜もあり、500円でランチセットも楽しめる。「もずくの天ぷら食べてみて」と珍しい料理もお手の物。サクサクの衣にもずくの柔らかさが何とも美味しかった。

 丹精込めた母の味、手料理まで味わえるきみ江さん家。「何を食べてもおなかはいっぱいになるけど、手間ひまかけたものは美味しいね」と話すきみ江さん。上州のおっかさんらしい口調にぬくもりを感じて、思わず長居してしまう常連さんが多いのも納得だ。
 まずは、一味違う焼きまんじゅうの味に舌鼓を打ってもらいたい。

店名・名称 きみ江さん家 上州名物 焼きまんじゅう
住所 高崎市八千代町3-7-22
電話 090-1609-1911
営業時間 営業時間:10時~18時半
定休日:火曜日
HP
備考 だるまカステラ…豆乳で溶いていて優しい味。15ケ入り 300円、25ケ入り 500円