看板メニューはハンガリーのおやじの味

(2019年08月31日)


店長 シラージ・ピーターさん

CAFE&BAR あき 店長 シラージ・ピーターさん

小皿料理一品と1ドリンクを楽しみながら飲食店をはしごする “高崎バル”。6月初旬に行われた高崎バルで、「CAFE&BARあき」は、初参加ながら来店者数で92店舗中8位を獲得と大健闘した。

「バルメニューの“牛肉の赤ワイン煮込み”はパパ直伝の味。ハンガリーでは3〜4時間かけて煮込む料理は男の仕事。仕上げに味を調える赤ワインでほろ酔い気分になるのがお楽しみです。庭で家族が鍋を囲む風景は、ハンガリーでは一般的」と話す店長のシラージ・ピーターさん。10人程で満席になり、オープンキッチンからはお客様ひとり一人に目配りができるアットホームなお店。ウイスキーやワインなど洋酒の品揃えにもこだわりがある。

以前ゴルフ場のレストランに勤務していた時に親しくなった不動産会社社長から、この店舗の活用を任されたピーターさんは、2017年5月に営業を開始。高崎駅西口のワシントンホテルの裏路地に隠れ家のようにたたずむ店には、男女とも40代以上のお客様の姿が目立つ。フレンドリーで社交的なピーターさんは、グラスやお皿の空き具合をチェックしながら、ひとりで来店したお客様の話し相手も買って出る。お客様の笑顔が元気の源だ。

ピーターさんは14年前、26歳の時に6年間勤務した軍隊を辞め日本にやってきた。国籍もバラバラな若者たちが暮らすシェアハウスの生活が楽しくて、やがて六本木でバーテンダーをしながら、英語と日本語力を磨いた。シェアハウスで高崎出身の女性と出会い、2年の交際を経てハンガリーで結婚式を挙げた。

その後、エステティシャンの妻とともに草津温泉のホテルでバーテンダーとして勤務したが、娘の誕生を機に暮らしやすい高崎に移り、ゴルフ場のレストランで多忙な日々を送った。やがて家族との時間を大切に考えたピーターさんは、娘が小学生になったのを機に退職。日・祝日を一緒に過ごせるよう現在のライフスタイルを築いた。

「八千代町の自宅の窓からは観音様と公園が見えます。自然豊かで暮らしやすい今の環境は最高」と、ピーターさんは数々のチャンスをもらった出会いに感謝している。

 

10代半ばで叔母が切り盛りするレストランでアルバイトをしていたピーターさん。軍隊にいた経験もあって、元々料理は得意。ワインは、料理や好みに合ったものを適格にチョイスして喜ばれている。

「CAFE&Barあき」で使用する野菜の一部を畑で有機栽培し、来年はもっと種類を増やしたいと意欲的だ。

 

 

株式会社ダイアキ 飲食部

CAFE&BAR あき

住所:高崎市八島町70-51

TEL:027-322-2579

 

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