36年間の魅力を凝縮した新商品

(2020年12月30日)

レトルト新商品を開発
荒木さんご夫妻

創作カレーハウス印度屋

お客様に支えられ36年

創業36年のカレー専門店「印度屋」。代表の荒木隆平さんと千波さんご夫妻が二人で切り盛りし「お客様に支えられてきました」と語る。

 

「商工たかさき」で印度屋が紹介されたのが平成19年6月。大手インターネットショップへ出店するチャレンジだった。印度屋の人気メニュー「焼きチーズカレー」をネット販売し、売上は順調だったが、配送等の作業に手が回らなくなったこともあり、ネットショップは閉じることにしたそうだ。

 

その後、荒木さんは病気で体調を崩した時期があり、事業承継について、これまで以上に考えるようになったそうだ。平成29年に高崎市が開設した「絶メシリスト」に印度屋が登録されると後継者募集を呼びかけ、テレビの報道番組でも取り上げられてきた。

 

激辛十段カレーに6,738人

印度屋の客層は幅広く、36年間の蓄積がある。学生のコンパで利用されてきたので、卒業後も通ってくる常連も多い。

 

印度屋ファンの心をとらえ続けているのが激辛カレーで、初段から十段まであり、最高の辛さの十段を時間内に完食するとアイスクリーム券と印度屋ステッカーが贈られる。荒木さんは十段を完食した人を記録し、これまでに6、738人が十段の栄誉を獲得しているそうだ。店内にはそうしたお客様の笑顔の記念写真が壁いっぱいに貼られている。

 

また2.5㎏の超大盛にチャレンジする賞金3千円の「テラカレー」を考案し、フードファイターも来店しているという。

 

コロナ対応もいち早く実施

今年は新型コロナウイルスの影響で飲食店は苦境に置かれ「創業以来、最も厳しかった」と語る。お客様に安心して食事してもらうため、密を避けてテーブルごとの席数を減らして間隔を空け、パーテーションを設置。営業時間を短縮し、混み合う時は入店待ちをお客様にお願いしている。荒木さん夫妻の二人三脚でコロナ対策を行い、徐々に客足も戻り始めた。

 

テイクアウトの需要に応え、お持ち帰りメニューにも力を入れた。500円(税別)の限定サービスや夕方の割引なども実施している。

 

新たな挑戦に過去の経験を生かす

「コロナのおかげで新たな挑戦が始まった。もうひとがんばりしていく」と荒木さん夫妻は新商品の開発・販売に挑戦中だ。高崎商工会議所の経営相談も活用していただいている。

 

10年前にネットショップに出店したノウハウを生かし、冷凍カレーの商品化に取り組んでいる。人気メニューの焼きチーズカレーを始め、ビーフカレー、ハンバーグカレーなどを予定。印度屋名物の激辛カレーも初段から十段まで選べるようだ。焼きチーズカレーは、おいしさを届けられるように容器も工夫している。冷凍カレーはネット販売し、ホームページの開設も計画している。遠方からも印度屋ファンが来店するので、情報発信ツールとして活用していきたい考えだ。

 

「常に新しいことにチャレンジしないと生き残っていけない。」と荒木さんは意欲いっぱいだ。

 

 

創作カレーハウス印度屋

代表  荒木 隆平さん

高崎市飯塚町445-2

TEL.027-361-3938

営業時間 11:00〜13:45 17:30〜20:45

定休日:水曜日

 

高崎商工会議所『商工たかさき』2020年11月号

「チャレンジ」に登場したあの人たちの今

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